「アースデイ東京2019」、SDGsや森の大切さ伝える

2019.04.24 農

「地球1個分のくらし」をテーマに開催された「アースデイ東京2019」

「地球1個分のくらし」をテーマに開催された「アースデイ東京2019」

「アースデイ東京2019」が4月20―21日、代々木公園(東京・渋谷)で開かれた。アースデイは、「地球のことを考えて行動する日」として、1970年に米国で始まった環境ムーブメント。今年は「地球1個分のくらし」をテーマに開催された。ワタミグループは有機農産物の販売のほか、キッズ向けプログラムとしてサンブスギを使ったストラップづくりなどを行った。

特に女性客に人気だったワタミファームの有機野菜

特に女性客に人気だったワタミファームの有機野菜

ワタミブースには、千葉県山武市のワタミファームで有機栽培されたベビーリーフ、小松菜のほか、有機トマトジュース、有機ゆで落花生、有機黒ニンニクなどが並んだ。商品はすべてチャリティー価格。売上金はワタミグループが支援する3つの公益財団法人、「スクールエイドジャパン」「Save Earth Foundation」「みんなの夢をかなえる会」に全額寄付した。

新商品の生姜シロップは黒糖とレモンの2種類を用意。買い物に訪れた女性客は「ワタミが農業に取り組んでいたことをアースデイに来て初めて知った」と話し、有機農業に関心を寄せる。

新商品の生姜シロップ

新商品の生姜シロップ

ワタミグループでは、ワタミファームとして全国11カ所に直営農場、直営牧場を展開し、有機野菜や平飼い卵、乳牛などを育てている。外食事業の「ミライザカ」の店舗では、ワタミファームで生産された有機ベビーリーフ、有機生姜、有機トマトジュース、有機生乳フロマージュブラン(白いチーズ)などが楽しめる。

有機野菜の販売コーナーで。中央はSDGs推進委員の高城睦弘

有機野菜の販売コーナーで。中央はSDGs推進委員の高城睦弘

ワタミグループは有機農業だけでなく、森づくりにも積極的だ。2006年から公益財団法人Save Earth Foundation(SEF/東京・大田)を通じて「日向の森」(千葉県山武市)の森林保全活動を支援している。山武地域は良質な木材として有名な「サンブスギ」の産地として知られる。ワタミブースでは、このサンブスギを使って、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」のストラップづくりや森クイズを行った。

2日間で200人以上が参加。ストラップづくりを楽しんだ

2日間で200人以上が参加。ストラップづくりを楽しんだ

アースデイ東京はSDGs(持続可能な開発目標)の推進にも力を入れ、「SDGs for School」や「SDGsハッピーアースパレード」といったさまざまな企画が展開された。今年SDGs推進本部を新設したワタミグループも、SDGsに積極的に取り組んでいる。

ワタミブースでは、関心のあるSDGsの目標を選んでもらった

ワタミブースでは、関心のあるSDGsの目標を選んでもらった

ワタミブースに立ち寄った来場者に関心のある目標を選んでもらったところ、目標1の「貧困をなくそう」や目標14の「海の豊かさを守ろう」が多かった。SDGs推進委員を務めるワタミ㈱ 教育部の高城睦弘は、「小学生でもSDGsを知っており、関心の高さを実感した。これまでワタミが取り組んできた活動が、SDGsを通じてより社内外に伝えやすくなった。これからも積極的に展開していきたい」と意気込んだ。


社会との関わりや、人や社会、地球を元気にする取り組みなどを紹介します。